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狛江のhouti

昨年('08年6月)オープンし、最近ではちょくちょく雑誌でも紹介されている、東京・狛江のアンティークショップ「古道具と花のhouti(おうち)」へ行ってきました。

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場所は、小田急線狛江駅南口から歩いて15分ほど、お隣の和泉多摩川駅からでも歩いて15分ほどのところ。
閑静な住宅街の中にある、平屋の1軒屋を丸々使ったお店です。

元民家ですから玄関で靴を脱ぎ、カウンターにいらっしゃるオーナーご夫妻に挨拶して、中へ。

6畳(?)2間の室内に、古びたカンナなどの古道具、アンティーク&ジャンクな生活雑貨やおもちゃ、椅子やスツールなどの中古家具、器やポットなどのテーブルウェアに鍋などのキッチン雑貨、絵本や洋書などの古書、などなどバラエティに富んだ品々がみっちり並びます♪

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押入れも、しっかりディスプレイ台にw
価格は狛江価格とはいかず、相場相応かな!?

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建物自体は古民家と呼ぶには新しい、昭和30年代あたりによく建てられた平屋家屋です。
私も小さい頃、こんな家に住んでたことありますねー、懐かしい☆

日本のもの、ヨーロッパのもの、アメリカのものなど国籍もバラバラなかんじで、「仕入れは日本でおこなってます。ゆくゆくは海外へも行きたいですねー♪」とオーナーさん。

店名にもあるように、"花"にも力を入れているようですので、今度はぜひ暖かくなってから、行ってみたいですねー。

houti(おうち)【HP
東京都狛江市猪方3-40-19
TEL.080-3512-8782
営業時間 13:00〜19:00
定休 毎週水曜 第2日曜日

吉祥寺の古道具屋TAK

吉祥寺で偶然見つけたお店、古道具&Gallary『TAK』。

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JR吉祥寺駅から井の頭方向に10分ほど、ちょうど新装オープンした焼鳥屋『いせや』さんの近くです。

もともとネットショップとして4、5年前にオープン、こちらの実店舗は最近オープンされたそうです。
2階建ての一軒家がそのままお店になっているんですよねー。

で、普通の民家の造りなので、玄関で靴を脱いで中へ。

まず1F。
北欧系を中心とした椅子・照明・器・雑貨などの品揃え。デンマークでの仕入れ品が多いそう。
変わったろころでは、ロシアの"マトリョーシカ"なんかもw

2Fは2間。
畳の和室には、和家具や器、雑貨、古いテレビなどで昭和の雰囲気。
もうひとつの洋間には、机や椅子など小型家具を中心に。(↓写真参照)

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外のガレージでも、帽子やかばんなどのアパレル系やジャンクな品なんかがおいてあり、なかなかバラエティに富んだお店でよかったですよ♪

ただ、営業は不定期らしいので、↓HPをチェックの上、お訪ねくださいw

TAK【HP
東京都武蔵野市御殿山1-7-26
TEL. 0422-41-4683
※不定休

カール・ハンセン社のショールーム

そうそう、前回紹介した家具屋『O-ROSE FURNITURE (オーローズ・ファニチャー)』のある外苑西通りには、ハンス.J.ウェグナーの椅子を作りつづけていることで有名なデンマークの家具メーカー「Carl Hansen&son(カール・ハンセン&サン)」社のショールームもあるんですよね。

昨年(2008年)100周年を迎えたという、そのカール・ハンセン社のショールームにも寄りました♪

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場所は、東京メトロ・外苑前駅から歩いて3分ほど、ビジネスビルの1Fにあります。

ショールーム内には、Yチェア(CH-24)をはじめ、CH-25,CH-28,CH-36,CH-44,スリーレッグド・シェルチェア(CH-07)などのウェグナーの名作椅子が並び、座り放題なのがうれしいところ♪

CH-25やスリーレッグド・シェルチェア(CH-07)などは国立新美術館ですわり心地は確認済みなのですが、今回初腰掛けのWing chair(CH-445)のすわり心地もよかったですねぇ。

また、親友のボーエ・モーエンセンの息子誕生を祝ってプレゼントした、ピーターズテーブル&チェアも実物ははじめて見ました。

子供でも容易に分解して、組立ができる遊具でもあるんですが、しっかり作られてますねー♪

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↑カタログ

最後に、現在、100周年を記念して、記念プレートを付けたCH-24・CH-07・CH-445+446のアニバーサリーモデルを限定販売していますので、興味のある方はHPを要チェックです↓。
私もYチェア(CH-24)のアニバーサリーモデルほしい♪

カール・ハンセン&サン【HP
東京都港区南青山3-1-7 青山コンパルビル1F
TEL.03-3408-7640
営業 11:00〜18:00
定休 日曜・祭日

外苑西通りのO-ROSE FURNITURE

外苑西通りを歩いてると、ショーウィンドウにデンとサークルチェアを飾っている家具屋『O-ROSE FURNITURE (オーローズ・ファニチャー)』を発見♪

しかも、ウィンドウの下壁には、ザ・チェアやChinese chairなどH.J.ウェグナーの椅子のシルエットイラストが描かれているではありませんかぁ。
これは、入らないわけにはいきませんw

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店内には、ウェグナーのPPモブラー社製の椅子がズラリ♪

ザ・チェアを眺めながら「こちらは現行品中心のお店なんですか?」とオーナーさん(?→あとで頂いた名刺の肩書きは"取締役"でした)にたずねると、「ええ。みなさん誤解されてるんですけど、ザ・チェアはヨハネスハンセン社などのビンテージものよりも現行品(PPモブラー社)の方が品質がいいんですよ。ウェグナー自身もそうおっしゃってます」と熱く語っていただきました。

なんでも、当時のヨハネスハンセン社には何十もの下請け工場があって、ザ・チェアの製作もそれぞれに割り振られていたため、工場ごとに品質の差があったそうです。
とくに、ヨハネスハンセン社の経営が傾いてからは品質の低下はひどく、怒ったウェグナーが契約を打ち切り、ヨハネスハンセン社の下請け会社のひとつだったPPモブラー社に製作権を移したのだとか。
で、ウェグナーは死ぬ間際までPPモブラー社の品質に目を光らせていたので、現行品の方が確かだとのこと。

へー、そうなんですね、知りませんでした。ちょっといいことを聞いたかもしれません☆
マニアックな質問で店員泣かせの私ですが、こちらのオーナーさんもかなりコアな方で、さすがの私もずーと聞き役でした(笑)

ちなみに、こちらのお店はPPモブラー社の正規販売店ですw

そのほか、寄木細工の背が美しい"PP-701"(実物をみるとホントきれい!)や楽器を思わせる流線形が魅力的な"Valet chair(PP-250)"などレアな椅子がいっぱいです。

今回とくに印象的だったのは、実物を初めて見た、ボーエ・モーエンセンのJ39発表50周年記念企画のためにデザインされた椅子『MIKADO(ミカド)』。(←注:こちらはウェグナーデザインではありません)

奇抜さ重視に思える背のデザインが特徴的な椅子ですが、実際に座ってみてビックリ!! か細そうにみえる背はがっしりして安定感があり、体重をかけると適度にしなる。
背材は、方形の木材がただ刺さっているわけではなく、下部は丸い棒状で、上部が方形に削られているんですねー。
で、その一本一本が計算された角度で配置されているという職人技☆

さらに、背ばかりでなく、座面の側面や裏面もけっこう凝ったデザインをしていて、ちょっと惚れましたー♪
オーナーさんも「近年のデンマーク家具の中ではピカ一じゃないかな!?」とのお墨付き。
ただし、デンマーク本国では売れてなくて、製造元のフレデリシア社は近々製作権を手放すのだとかw

今回は時間がなくて30分ほどで切り上げてきたのですが、ぜひともまた寄りたいお店です。ってか、どれでもいいから、PPモブラーの椅子ほしい♪ でも手がでない(ToT)

O-ROSE FURNITURE【HP
東京都渋谷区神宮前2-3-23 ヴィラ瑛102
TEL.03-5772-6063
営業 11:00〜19:00
定休 月曜

ソロモン流「TRUCK」レビュー

先日、テレビ東京系ドキュメンタリー情報番組「ソロモン流」で放映された"TRUCK FURNITUR"特集、よかったですね♪
なかなかの反響みたいで、当ブログもアクセス数、急増w

そこで、日も少し経ってしまってますが、簡単にレビューを。
(ホントは動画をアップできれば手っ取り早いのですが。。。)

まずは、玉造にある店舗とオーナー夫妻(黄瀬徳彦・唐津裕美)、そして店の2階にある自宅を紹介。
TRUCKのカタログ(TRUCK WORKS 3種類)は、この手のものとしては異例の5万部(3冊合計)を売り上げたとのこと。

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私も2冊(Vol.2と3)持ってますw (右サイドバー参照→)
1冊2,200円ほどしますので、(ざっと計算して)カタログだけで1億円以上の売り上げですね!

さて、家具については、
「(木の)節とかシミがあったら、取り替えて取り替えて、トロ(きれいな木材)ばかりで造ってたんですが、あるとき『そういうところも木じゃないか』、それをカッコよく使えたらよいのにと思って。(節なんかを)ここにあったらうれしいなぁ、とある程度コントロールして持ってきてます」と黄瀬さんの談。
「あった方がカッコいいけど、いきすぎててもちょっと辛い面もあるんで、その辺の加減はいいかんじにw」と唐津さん。

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開発する家具は、まず自分たちで使い込んだ上で商品化するため、自宅はTRUCKの家具で占められています。(写真左)
そして、TRUCKのヘビーユーザーさんを3軒ほど紹介。(写真右)

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ヘビーユーザーだけに皆さん、オール・トラックなインテリア♪
ちょっと憧れなくもないですが、ここまでTRUCKづくしにはしたくないな、と思うひねくれものの私w

飼い犬(5匹)や猫(8匹)の話に触れた後、2歳になる愛娘・日菜ちゃんが登場。
彼女のために造った小さな机と椅子は、今回商品化が決定したとのこと。

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「子ども椅子ってね、いつも自分がやってるように体感できないんですよ。座ってみてどう、とか自分でわからない。だから、歯がゆい。(中略)日菜が『いいよ』って。じゃ、OKにしときますって(笑)」とゆるーい父親顔の黄瀬さんw

そして、2人の出会いから、TRUCK設立の軌跡を。
店舗兼自宅は、すべて2人の手作りで出来上がったんですよね。
ここで、「D&DEPARTNENT」のナガオカケンメイ氏も登場し、現在共同でカフェ出店を計画中とのこと。
ナガオカケンメイ氏がTRUCKに憧れて、「D&DEPARTNENT」を作った話は有名ですよね。

さらに、新作ソファの開発にも密着。
専用になめした牛革の裏(バックスキン)、この革ありきのソファを作るそうで、完成までの試行錯誤の過程を紹介します。

つづいて、黄瀬さん夫妻の友人で、料理研究家ケンタロウさんが登場。
TRUCKの人気商品「FK SOFA」は"For Kentaro"の頭文字を取って命名されたほどの間柄です。
で、3人は、今秋オープンする予定の新店舗の建設現場へ。

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現場作業に参加する2人に、ケンタロウさんも加わり、壁のペンキ塗り。
しばらくすると、料理をはじめるケンタロウさんw
工事現場で、豚汁を食べる3人は、話も盛り上がり、
「自分の子どももいないのに、離乳食デビューしたしな(日菜ちゃんで)w」とケンタロウさん。

ここで、ナビゲーター船越さんが、TRUCKのオーナー2人と親しいちはるさんのカフェ「Chum apartment」へ。
こちらのカフェでも、TRUCKの家具を使用しているんですよね。
ちはるさんのお気に入りは「UUMA SOFA」とのこと。

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そして、(先日紹介した)イベント"TRUCKING TRUCK♯2"の模様を。

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新作のバックスキン・ソファの姿も。(ただし、発売はまだ未定w)

そんな中、またもTRUCKユーザーであり、オーナー2人の友人である山崎まさよしさんが登場。
うーん、芸能人のお友達フル出演ですなw
「FM shelf」は"For Masayoshi"だそう。
新作のバックスキン・ソファのすわり心地を確かめ、ギターの即興演奏をw

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最後に、団地の木の救出の話。
お店近くの、取り壊される団地にあった木々を全部切り倒されるといのは忍びないとして、30本の木を新しい店舗の敷地に移稙しているとのこと。
造園屋さんに言わせれば、新しく買った方がずっと安いとのことですが、そういうことではないそう。
なるほど、"TRUCKING TRUCK♯2"のときに飾ってあった植木のポスターはそれだったんですねw

モノを大切にしたいという一貫した信念が感じられるエピソードですね☆

こうして、番組終了となりました♪

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Profile

市朗。
30代。O型。おとめ座。
横浜在住。一人暮し。
建築学科卒。木フェチ。
F.L.ライトやハンス・ウェグナーが好き。
TRUCKの家具にも憧れます。

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