国立新美術館の名作北欧椅子
2007年1月にオープンした、建築家・黒川紀章氏の遺作である「国立新美術館」に行ってきました♪
黒川紀章氏といえば、世間一般的には、晩年の選挙活動を通じて"奇人"という印象でしょうが、建築を勉強した人間にとっては、"鬼才""巨匠"と言っていい偉大な建築家です。
地下鉄千代田線乃木坂駅から歩いて数分、木々に囲まれてこの美術館はあります。
前面を覆うガラス・カーテンウォールが大波のようにうねるファサードが、近代的で印象的な建物です♪
天井高21mのエントランスロビーのアトリウムには、日の光りが燦々と降り注ぎます。
また、その吹き抜けの空間の中でひと際存在感を発揮しているのが、逆円錐型の柱(?)w
中にトイレ、上にはレストランやカフェが設けられています。
ガラス&コンクリート打ちっ放し、と冷たい印象になりがちなところを、展示室を仕切る壁にはたくさんの天然木を使い(←金かかってんなぁw)緩和させてます。
さて、今回の目的は建物と中で使われている名作北欧椅子の鑑賞。
展示の方は「巨匠ピカソ展」「日展」が開催されてましたが、それには目もくれず(笑)
まずメイン・エントランスを入った右手には、H.J.ウェグナーの「スリーレッグドシェルチェア」。
この名作椅子に実際に座るのは今回が初めて。この椅子が置いてあるところ自体が少ないですからねw
すわり心地は抜群。さすが、ウェグナー!!ってかんじです。
そして1Fの左手、逆円錐型柱の奥(および3F)には、同じくウェグナーのイージーチェア「CH25」。
こちらの椅子も初・腰掛けw
ゆったりとしたすわり心地ではありますが、ちょっと固めなかんじ。
意外でしたが、(私としては)スリーレッグドシェルチェアの方がすわり心地がよかったですね♪
つぎに、2Fには(またまたウェグナーの)Yチェア(CH24)が並ぶカフェがぁ♪
3Fのレストランには、アルネ・ヤコブセンの「スワンチェア」&「セブンチェア」。
セブンチェアはともかく、スワンチェアもなかなか座れる機会は少ないので、貴重ですよー。
最後にB1F。
ラウンジには、やはりヤコブセンの「エッグチェア」。
誕生50周年を迎え、記念モデルも発売された名作椅子です。
こちらも、今回が初・腰掛け。
ただでさえ、すわり心地がいいのに、ロッキング機能もついてるんですねー。感動的ですらありましたw
そして、カフェテリアには(またまたヤコブセンの)「アントチェア」も。
北欧家具、とくに椅子ファンの方は、絶対行くべきスポットだと思いますよ♪
国立新美術館【HP】
東京都港区六本木7-22-2
TEL.03-5777-8600
開館時間 10時〜18時(入館は17時30分まで)
休館 毎週火曜日(祝日又は休日に当たる場合は開館し、翌日休館)