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旧イギリス領事館&中華会館

(前回の)元町公園を出て、すぐ隣りにある「旧イギリス領事館」へ。

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大正から昭和にかけての約20年間領事館として使われ、現在は函館の開港の歴史やイギリス関連などの展示室など記念館的な施設になっています。

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観覧は有料なので、外観だけ見て帰ってきたのですが。。。
イギリスにちなんだ雑貨ショップやカフェなどは無料で利用できたんですね。入らず失敗した(><)

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外観は、遠目に見るといいかんじなんですが、近くで見るとけっこう普通の洋館でしたw
ガーデンも無料で観れますので、花や緑が綺麗になる初夏の頃(→とくにバラの季節?)はもっと良さそうですね(^^

旧イギリス領事館【HP
北海道函館市元町33-14
TEL. 0138-27-8159
開館
【4月~10月】9:00~19:00
【11月~3月】9:00~17:00
休館 年末年始


つづいて、大町駅方面に4,5分ほど歩き、やってきたのは「函館中華會館」。

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こちらは、国内で唯一現存する清朝建築様式の建造物だそう。
函館在住の華僑たちが中心となって、資材はもとより設計者や技師も中国から集め、1910年に建設し、現在もその姿を残している、とのこと。

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↑見ての通り赤レンガ造りですが、屋根の形や翡翠のような緑色の窓などなど(赤レンガ倉庫なんかと違って)みごとに中華風味ですね~w
存在感もひと際です。

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ただ、建物の老朽化等を理由に一般公開は休止していますので、内部の見学はできません。
登録有形文化財などに指定されているため簡単に壊すわけにはいかないでしょうから、今後はどうするんですかね?

函館中華會館【HP
北海道函館市大町1-12
TEL. 0138-22-1211

旧函館区公会堂&旧函館支庁舎

(前回の)「茶房菊泉」を出て200mほど移動すると、元町公園と洋館が現れます。
この建物が、函館観光特集ならばたいてい目にする、「旧函館区公会堂」です。

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明治時代に建設されたコロニアルスタイルの洋館で、国の重要文化財にも指定されている歴史的建造物です。

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ブルー×イエローのハイカラな色遣いがとても華美で、異国情緒を醸し出してますね~。
ただ、石造じゃなく木造なので、やや重厚感では劣りますw

外壁は、北海道ではお馴染みの下見板張り。北海道開拓時代、アメリカ人によって広められた様式なんだそうです。

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2Fには大きなバルコニーがあり(北海道でこのようなバルコニー付の洋館は珍しいらしい)、そこから函館湾が一望でき、すばらしい眺望だそう。
内部の見学は有料なので、上りませんでしたが(^_^;)

旧函館区公会堂【HP
北海道函館市元町11-13
TEL. 0138-22-1001
開館
【4月~10月】9:00~19:00
【11月~3月】9:00~17:00 ※不定休

つづいて、元町公園内をちょっと下ると、こちらにも立派な洋館が。。。
こちらは「旧北海道庁函館支庁舎」。
現在は、1Fが観光案内所、2Fが写真歴史館になってます。

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正面ファサードの4本の長い柱&ペディメント(破風)が印象的♪
ちょっとホワイトハウスのそれを彷彿とさせなくもなくはないですね(笑)

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↑ホワイトハウスのペディメントw

写真歴史館は有料なので入りませんでしたが、1Fにも歴代のカメラが数多く展示されていて、それだけでも見応えがありましたよ(^^

函館市写真歴史館【HP
北海道函館市元町12-18(元町公園内)
TEL. 0138-27-3333
開館
【4月~10月】9:00~19:00
【11月~3月】9:00~17:00 ※無休

函館の茶房菊泉

(前回の)「日和茶房」がまだ営業していなかったので、再び坂を上がり、ちょうど八幡坂と元町公園の中間あたりにある、古民家を使った甘味処「茶房菊泉」へ。

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古民家は大正時代に建てられたもので、元町エリアらしくない和建築ですねw
内部は(首都圏などに多い)古民家をリノベしておしゃれにしたカフェというよりは、古民家をそのまま使っているかんじのお店です。

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とはいえ、囲炉裏があったり、高台から見える海の景色がきれい、など魅力もいっぱい♪

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で、(甘味処ではありますが)遅め&軽めのランチをいただきました。
私が注文したのは、くじら汁とおにぎりのセット。

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くじら汁とは、"塩クジラ"と山菜や野菜で作る汁物で、道南地方では正月の定番料理として定着しているんだそう。

こちらのくじら汁は塩味ベースのあっさり味。
くじらを食べるのはすごい久しぶり(小学生以来?)なのですが、野菜も味がよく染みてて、美味しかったです。(くじらはひと切れだけでしたけどねw)
けっこうおススメです(^^

茶房菊泉【HP
北海道函館市元町14-5
TEL. 0138-22-0306
営業 10:00~17:00
定休 木曜 ※祝日の場合は営業

八幡坂&日和茶房(プレイリー・ハウス)

ハリストス正教会から元町公園方面に歩いていると、観たことがある風景が広がります。
そう、坂が多い函館の中でも、最も有名な坂であろう「八幡坂」。

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TVや映画の中でもよく登場しますよね。CMで使われ"チャーミーグリーンの坂"とも呼ばれているらしいですが、私的には『ランチの女王』の最終回が印象に残ってます(^^

実際、海へとつづく景色は美しく、ロケによく使われるのも納得です。多くの観光客も坂の上でカメラを向けていました。

さて、その八幡坂をちょっと下り、さらに元町公園方向に進み、日和坂の小路を入ったところに目的のカフェがあります。

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この建物は、近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトの弟子で、北海道を拠点に活躍した田上義也氏が設計した旧佐田邸で、『函館プレイリー・ハウス』とも呼ばれています。

登録有形文化財にも指定されている、この名建築で、北海道でも名高いケーキの銘店「ペシェ・ミニョン」が運営しているのが「日和茶房」です。
しかーし、

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ガーーン、マジですかorz

今年の営業は6月から、とのこと。
仕方ないので、建物の外観だけ見学します。

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水平と垂直線を強調した外観や幾何学模様の窓など、“ライト”モチーフが随所に観られますね。

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ああ、庭側のファサードや、建物内部も見たかったなぁ。。。

いつかリベンジしたいところです。いや、近々疑似リベンジを企んでるんですけどね。詳細はいずれ、のちほど(^^

日和茶房【HP
北海道函館市元町32-10
営業 10:00~17:00
休業 水曜 冬期休業

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Profile

市朗。
30代。O型。おとめ座。
横浜在住。一人暮し。
建築学科卒。木フェチ。
F.L.ライトやハンス・ウェグナーが好き。
TRUCKの家具にも憧れます。

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