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札幌のモエレ沼公園

「聖ミカエル教会」から車で30分ほど移動し、やってきたのは札幌郊外にある「モエレ沼公園」。

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こちらは、有名な彫刻家イサム・ノグチ氏が基本設計を手掛けた都市公園です。
イサム・ノグチといえば、ガラストップのコーヒーテーブルが有名ですよね(^^

この公園は、半円状のモエレ沼の内側を中心とした広大な敷地に、“公園全体がひとつの彫刻作品”というコンセプトを具現化しています。

第一駐車場(無料)に車を駐めて、モエレ沼に近づくと右手にガラスのピラミッド、左手にモエレ山が現れます。

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まずは、"ガラスのピラミッド"へ~。

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ここには、管理事務所にアトリウム(休憩所)、イサム・ノグチギャラリー、ミュージアムショップなどが入っていて、公園の中心施設でシンボルとなっています。
屋上は展望スペースに。


↑屋上からの眺め。クリックで拡大

ミュージアムショップでは、マスタープランを落とし込んだ"ドローイング・ポストカード"を購入。
この手の図面系のポストカードやポスターに弱いんですよね(^^

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つづいて、"海の噴水"&"モエレビーチ"へ。

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(4月の訪問だったので)公園名物の噴水はまだ運転開始していませんでした。
ビーチは尚更ですね(><)

つぎに、石段とゆるい斜面で構成された"プレイマウンテン"を横目に"モエレ山"を目指します。

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あれ、そういえば石段面を見忘れたな!?

で、"モエレ山"。

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公園最大の造形物である人工の山です。中身は不燃ゴミと公共残土らしいw
登り口は3方向5ルートあり、高さは52mほどですが、公園や市街、遠くの山々を一望でき、すばらしい見晴らしです。

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↑山頂からの見晴らし

冬にはスキーやソリ遊びもできるんだとか。

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↑遠くには札幌ドームの姿も

ざっくりと周遊した感想はこんなかんじです。全部しっかり回ったら半日以上かかるでしょうね。
緑に囲まれ、まったりできてとてもよかったのですが、欲を言えば、訪れる季節はゴールデンウィーク以降夏前ぐらいがベストかもしれませんね(^^

モエレ沼公園【HP
北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1
TEL:011-790-1231
休園日:なし(但し、各施設はそれぞれ休業日あり)

札幌聖ミカエル教会

北海道旅行5日目。。。
本日は札幌郊外のスポットをいくつか周ったあと、千歳に移動します。

ホテルから車を15分ほど走らせ、まずやってきたのは「聖ミカエル教会」。

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普通の住宅街の中にある教会なのですが、じつは近代建築の巨匠アントニン・レーモンド氏の設計による礼拝堂です。
レーモンド作の教会と言えば、軽井沢の「聖パウロ教会」が有名ですよね。

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木造&レンガ造のハイブリッド構造(笑)、二段階に折り曲げられた屋根、サイドに設けられた煉瓦の三角壁(バットレス)と、積雪への考慮とデザイン性が両立されています(^^
和紙貼りのステンドガラスもユニークですが、ちょっとカルト臭が出てしまってるかもw

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内部は、丸太の梁による力強い小屋組をそのまま露出させていて見応えがありますが、寒冷地としては寒さがきつそうな造りだな、と思いました。
案の定。。。

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教会建築における光の採り方は(光と影の)演出要素が強く、設計者の腕の見せ所です。
こちらの教会も例にもれず、サイドの壁は一見窓なしに見えますが、じつは間接採光の窓が隠れています。
そこを覗いてみると、窓前に後付けのヒーターが取り付けられていました。
きっと寒くてしょうがないのでしょうが、見た目は台無し(><)
(まだ隠れてるだけマシと思うべきか。。。)

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有名建築家による建物、観てる分には美しいが実際は住みづらい、使いづらい、というのはよくある話ですが、なかなか難しいですよね。。。

札幌聖ミカエル教会【HP
札幌市東区北19条東3丁目4-5
TEL:011-721-2446

野球観戦@札幌ドーム

さあ、ボチボチ(午前中にチケットをゲットした)野球観戦のため札幌ドームに向かわないといけません。
(前回の)サッポロファクトリーから地下鉄東豊線で福住駅に移動。
駅より徒歩10分ほどで、シルバーの屋根を持つ、大きなドームが出現♪

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ちょっと宇宙船を思わせるような、インパクトある姿ですね。
札幌ドームの設計は、梅田スカイビルや京都駅ビルなどを手掛けた原広司氏。
野球・サッカー兼用ですので、サッカー用の天然芝(フィールド)を出し入れできるのが大きな特徴です。

ホントは、サッカー観戦(コンサドーレ)したかったのですが、J2は日曜開催ですからね、旅程と合わなかったので、本日のファイターズvs.オリックス戦を観戦することにしました(^^

ドームに近づくにつれ、テンション上がってきて(外に出てる)サッカーフィールドを観るのもすっかり忘れて、入場してしまいました(><)

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どちらのファンでもないので、『ビジター側でまったり観るかな』とレフトの席を取っていたのですが、なぜかホーム席。
普通、一塁(ライト)側がホームチームのはずなんですが、とくに決まりがあるわけでなく、球場ごとに好きに決めていいそうです。
で、札幌ドームや西武ドームでは三塁(レフト)側をホーム席にしているそうです。
知らなかったorz

オーロラビジョンがセンターでなく、レフトとライトに2面あるのが不思議だったのですが、(後で)よく考えると、センターがサッカーフィールドの出し入れ面だからですよね。
ああ、この部分も観察してくるんだった、失敗orz

さて、試合の方は投手戦で、ファイターズが7回まで0-1でリードを許す展開。
ここで、展望台に上ってみようと内野席方向に移動。しかし、展望台の営業時間は終わってました。。。
気を取り直して、内野自由席に陣取ると。。。8回裏にファイターズが同点に追いつき、9回に(満塁死球押し出し)サヨナラ勝ちを収め、大盛り上がり♪

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個人的にも、最後の打者が打ったファウルボールをゲットできたので大興奮(^▽^)/
野球観戦は何回も行ってますが、初めてのことですw

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建築観賞という点ではいろいろ不覚を取ってしまいましたが、トータルとしては大満足な札幌ドーム観戦でした(^^

札幌ドーム【HP
札幌市豊平区羊ケ丘1番地
TEL:011-850-1000(受付時間 9:00~17:30)

サッポロファクトリー

(前回の)「いっぴん」から、今度は南へ10数分ほど歩いて、やってきたのは「サッポロファクトリー」。

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名前からすると『サッポロのビール工場?』って思っちゃいますが、じつはビール工場跡を利用した、ショッピングモール中心の大型複合施設です。

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特徴としては、まさにビール工場だったレンガ造りの歴史的建造物から巨大アトリウムなどを擁する現代建築まで、7つの建物が一体となった施設構成で、ショッピング・レストラン・シネマ・食品スーパー・イベントスペースなどが揃います。

そのため、全体像を写真に収めるのは空撮でもしない限り無理、と思われる巨大さです。

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↑アトリウム外観

観光客としてはとても数時間では全容を把握できないですね~。
個人的には、アトリウム内でまったりくつろげるのがよかった♪

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↑アトリウム内は巨大な空間

缶ビールを模したエレベータが上下するのを眺めてるだけでも楽しい(笑)

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(あとで知ったのですが)工場創業当時の味わいを再現した、出来たてのビールが250円で飲めるそうで、気付かなかったのが不覚(><)

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↑現在も麦酒醸造所として

サッポロファクトリー【HP
札幌市中央区北2条東4丁目
TEL:011-207-5000
営業
ショッピング 10:00~20:00
レストラン 11:00~22:00

北大クラーク像&豚丼いっぴん

(前回)北大札幌キャンパスの隣りまで来たので、キャンパス内にあるクラーク博士の像を見てから帰りましょうw

こちらの博士の像は胸像です。

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"クラーク像"といえば、羊ヶ丘展望台のクラーク全身像の方をよく見かけますが、じつはこちらが元祖だとか。
元々こちらの像に観光客が大挙して訪れるにつれ、北大側に弊害が出てきたので、羊ヶ丘展望台に新しい像を作ったんだとか。
たしかに(展望台の)指差し姿の方がカッコいいですからね~w
で、人気もそちらに移り、円満解決に至ったようです。

像の向かいには、とてもよい雰囲気で白亜の、古河記念講堂がありました。
見るからに歴史的建造物ぽいですよね。

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あとで調べてみると。。。
明治期に古河鉱業の寄付によって建てられた学棟の一つで、1909年建築とのこと。
で、この古河鉱業は『足尾銅山事件』を引き起こした企業だそうで、社会的批判を和らげようと、帝国大学建設費用を寄付をしたんだとか。

築100年超の校舎が現役で使われているなんて、すばらしいですねぇ♪

さらに、そばには小川が流れています(^^

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"サクシュコトニ川"という名の川で、枯渇した自然川を復活させた人工の川だそうですが、キャンパスとは思えないほどのどかな雰囲気ですよねぇ。
両岸の芝生エリアを散策するだけで心安らぐこと間違いなし。
いいですねぇ、こんなキャンパス、憧れます♪

北海道大学札幌キャンパス【HP
北海道札幌市北区北8条西5丁目
TEL. 011-716-2111(代表)

お腹が空いたので、北大から東へ15分ほど歩いて、やってきたのは「十勝豚丼いっぴん 札幌北十条店」。

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帯広名物・豚丼が食べられる豚丼専門店です。
最寄は地下鉄の北13条東駅(徒歩約10分)で、札幌駅からだと歩いて15分ほど。

オーダーしたのはもちろん豚丼。

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どんぶりご飯に、焼いたロース肉を乗っけたシンプル料理なわけですが、あなどることなかれ(^^
炭火焼きの香ばしさと、甘めのタレが相性抜群で、とても美味しい(^ ~^)
ボリュームもあってガッツリ系なのは間違いないですが、なぜかあっさりもしててペロッと完食できます。
う~む、炭火焼きで余分な脂が落ちてるからなのかな~?

十勝豚丼いっぴん 札幌北十条店【HP
北海道札幌市東区北9条東4丁目1-21
TEL. 011-741-8555
営業 11:00~23:00

札幌の清華亭

(前回の)大通公園から再び地下鉄に乗ってさっぽろ駅へ。
(さっぽろ駅から)今度は北海道大学キャンパス方面へ10分ほど歩いて、キャンパスの南に隣接した公園内に佇む「清華亭」にやってきました。

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こちらは、札幌最初の都市公園である偕楽園内の貴賓接待所として1880年に建てられ、翌年には明治天皇の御休息所として使われたそうです。
現在は札幌市の有形文化財に指定され、建物の中の見学も無料で可能です。

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外観は一見、洋風なデザインの木造一軒家ですが、縁側が見えるなどけっこう和洋折衷ですね。

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館内も、カーペット敷き&出窓&シャンデリアの洋間もあれば、畳敷き&ガラス入障子&縁側の和室があり、いま普通に住んでも問題なさそう、いや、むしろ住みたい(^^

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また、赤い屋根も印象的だったのですが、ネット上の写真を見ると赤くないですね~!?
いつ赤く塗り直したんだろうか? 元々赤かったんだよね?

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清華亭【HP
札幌市北区北7条西7丁目
TEL. 011-746-1088(警備員詰所)
営業 9:00~16:00 
定休 年末年始

札幌市時計台&テレビ塔

(前回の)「旧北海道庁赤れんが庁舎」から10分ほど歩いて、到着したのは"がっかり"観光スポットとしてすっかり定着した感もある「札幌市時計台」(^^

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私も20数年前がっかりしたクチですが、多大な期待のない今回は“街中にある可愛い洋館”ってかんじで、けっこう好印象を持ちました(^^
人の印象なんて、いい加減なもんですね~w

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館内は改修して資料館として整備されたんですね~。
(有料ですし)時間がなくて入りませんでしたが、北海道開拓&時計台の歴史や、時計台の仕組みが学べるそうです。

札幌市時計台【HP
北海道札幌市中央区北1条西2丁目
TEL. 011-231-0838
営業 8:45~17:10
定休 第4月曜&年末年始

時計台から、さらに1ブロック南下すると、札幌のシンボル的存在の「さっぽろテレビ塔」と大通公園があります。
札幌観光の定番スポットですね(^^

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この日は空の雲行きがあやしく、すぐに雷雨になってしまったので、きれいな写真も撮れず残念でした。
土砂降りの中なので、とうきびを食べるのも諦めましたorz

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余談ですが。。。
友人に"onちゃんぬいぐるみ"を頼まれ、漠然とテレビ塔にでも行けば買えるのかなと思って行ったのですが、売ってませんでした。
そりゃ、そうだ。よく考えれば、テレビ塔とテレビ局(HTB)、直接は関係ないですもんね。
ネット検索すると、近くの丸井今井本店で売っていると分かり、そちらで買いました、とさw

さっぽろテレビ塔【HP
北海道札幌市中央区大通西1丁目
TEL. 011-241-1131
営業 ≪展望台≫
[4月下旬~10月中旬] 9:00~22:00
[10月中旬~4月中旬] 9:30~21:30 
定休
[4月下旬~12月] 無休
[1月~3月] 不定休&年始

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Profile

市朗。
30代。O型。おとめ座。
横浜在住。一人暮し。
建築学科卒。木フェチ。
F.L.ライトやハンス・ウェグナーが好き。
TRUCKの家具にも憧れます。

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